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うつ病患者を支える人へ。その思い、もっと話していいんだよ

うつ病患者を支える人へ。その思い、もっと話していいんだよ

うつ病など心の病気を患う患者を支える人は、その悩みや迷いを、心の内に閉じ込めてしまう人が多いです。
人の目が気になったり、深刻すぎて気を使ってしまったりして、なかなか周囲に相談することができないのでしょう。

そんな人に、患者の立場も家族の立場も経験した私が、何かを伝えるとするなら。
「もっと話していいよ」
そう言いたいと思う。

 

私の夫がうつ病になったきっかけのひとつは、うつ病だった私を支えていたということ。
夫には、私のことを相談できる人がいませんでした。
自分の親に話しても、「あなたが支えなくちゃ」と言われてしまい、追い込まれてしまうだけでした。

そんな夫は、我慢し続けました。誰かに助けて欲しい気持ちも、泣き言を言いたい気持ちも、心の中にしまい続けました。
うつ症状で調子のアップダウンが激しい私をなだめつつ、家庭のために働き続けました。

・・・その結果、彼の心は限界を迎えてしまいました。

ある日突然、職場へ行くことができなくなり、家で笑うことができなくなってしまったのです。
それから、夫のうつ病との闘いは始まり、約5年が経った今も、まだ終わってはいません。

 

うつ病など、心の病気を抱える患者を支える人たちは同じように、追い込まれてしまうリスクは高いでしょう。
病気のことについて、患者自身が「他の人に話すな」と止めることもありますし、自ら話すことを諦めてしまう人も多くいるので、家族はどんどん孤立化していくのです。

それを防ぐには、どうしたらいいか。

大事なことは、話す場所をどこでもいいから持っておくことです。
友人でもいい、職場の人でもいいです。病院のスタッフや役所の人でもいいでしょう。
支援団体などの担当者が、親身に話を聞いてくれることもあります。

話を聞いてくれる人は、いないわけではないんです。
狭くなってしまった視野の中に、その存在が入っていないだけなのです。

 

ちょっと落ち着いて、深呼吸する。
少しゆっくり、まわりを見渡してみる。

すると、意外と話せる場所はあることに気づくことができると思います。

「私が頑張らなくちゃ」と1人で抱え込んでいると、いつかその心は限界を迎えます。
そうすると、大事な人を支えることすら、叶わなくなってしまいます。

なんでもいいから、話すこと。自分の気持ちを外へ出すことを、我慢しないこと。

それが、うつ病の患者を支える家族にとって、最も大事なことなのではないでしょうか。

 

 

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