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他人と比較はしない。比べるのは、過去のあの時の私。

他人と比較はしない。比べるのは、過去のあの時の私。

うつ病だった頃の私が、生きづらかった原因のひとつが、他人と自分を比べてしまうことでした。どんどん先へ行ってしまう同世代の人たち。毎日仕事へ行く人々。家事をこなしている主婦たち。誰もが私にとって羨ましい存在でした。

でも、あるとき気が付いたんです。そんな比較は、私にとって無意味だと。そして比べるべきは、過去の自分であることに。

 

他人の輝きは大きな壁

うつ病で休職していると、今まで気にしていなかったものがものすごく気になってきます。そして、必要以上に考え過ぎてしまいます。

 

テレビで見る同じくらいの年齢の人たちは、こんなに活躍しているのに、私は家に閉じこもって何してるんだろう。

同じ学校を卒業した同期たちはどんどん出世しているのに、私だけどうして脱落してしまったんだろう。

近所に住んでる主婦の人は、朝から掃除機かけたり子供の世話をしたりしているのに、私はなんで自分の世話すらマトモにできないんだろう。

 

そんなことをずっと考えていました。

自分以外の人たちが当たり前にこなしていることが輝いて見えて、まぶしくて。目も開けられないくらい。

その光に比べて、自分の身の回りが必要以上に暗く見えました。こんな闇の中でずっと生きていかなきゃいけないのかって、絶望すら感じていました。

 

過去より先に進んでいるのが「今」

そんあ気分で毎日を過ごしていたとき、調整していた薬が効いたのか、たまたま調子が良い日が数日続きました。

午前中はずっと横になっていたのに、わりと早い時間に起きられたり、いつもより家事ができたりしました。それまで出来なかったことが出来たことに、喜びを感じました。

 

そのときふと、思ったのです。

今の私は、あのときの私より少しだけできることがある。これって、少しだけ前に進んでいるってことかもしれない、と。

そう思ったときに、比べるべき相手は他人じゃないんだということに気がつきました。性格も背景も違う他人と比べるより、ひとつの道を歩いてきた自分と比べたほうが、よっぽど意味があるんじゃないか、と。

 

ほんの少ししか変わっていないかもしれない。あんまり成長って実感できないかもしれない。でも、生き続けて、あのときの私より前に進んだことは事実です。

そう思ったら、少しは自分を褒めてもいいような気がしたんです。

うつ病はまだ乗り越えていなくても、仕事や家事が出来なくっても、生きることからは逃げずにここにいる。過去の自分よりは、今の自分のほうが道の先にいる。

それだけで、自分は思ったより頑張ってたんだなって、認めることができました。

 

誰にでも陰の部分はある

それから時間が経って、うつ病の状態を抜けることができた今、悩みやコンプレックスといった「陰」の部分を持っているんだという当たり前のことに気がつきました。

みんな口に出さないだけで、人知れず悩んでいる。誰かと比べて、落ち込んでることもある。うまくいかなくて、迷ってることもある。

うつ病のときは、自分のことしか見えていなかったから、気がつきませんでした。自分ばかりが、こんなに苦しいんだって本気で思っていたんですから。

でも、そうじゃなかった。陰の部分なんて、誰にでもあって当たり前のことだった。それに気がついたら、私がちょっと落ち込んだり凹んだりするのも当たり前のことなんだと思えるようになって、随分生きやすくなりました。

 

 

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ついつい、他人の存在は気にしてしまいます。お互いに刺激になって前に進めるのならいいけれど、過剰に気にしてしまうと、自分を追い込んでしまいます。

今の自分と、過去の自分。過去より少し進んでいたら、褒めてあげましょう。今のあなたは十分、がんばっているんだから。

 

 

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