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休むことは、ただ立ち止まることじゃない。

休むことは、ただ立ち止まることじゃない。

うつ病をはじめとした心の病気を発症して、長く休みを取らざるを得なくなったとき。それまで動き続けてきた人は、少なからずこんなふうに思うんじゃないでしょうか。「ここで休んだら、まわりに遅れを取る」「迷惑をかけてしまう」…って。休まなきゃどうしようもないってわかっていても、休むことに後ろめたさを感じて、自分がダメな人間に感じてしまいます。かつては、私もそうでした。

でもね、そうじゃないんだよ。

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休むことで1歩前に進んでいる

休まなきゃいけないほどの症状になるまで、みんな必死でいつも通りにしようと無理して振る舞います。仕事のパフォーマンスを落とさないように、家族に心配させないように、なんとか休まなくて済むように。

私は、実は休まない方が前に進むどころか、後退しているんじゃないかと思っています。無理をして動き続けていると、どんどん症状は悪化するし、仕事もできなくなるし、状況は悪くなる一方。最悪の場合、心が壊れてしまって、元には戻れなくなってしまいます。

だったら、覚悟を決めて休んだ方がよっぽどいい。休むのを決めるということは、自分がそんな状況になってしまったことを受け入れたということでもあります。その意識を持てた時点で、実は見えない1歩を踏み出しているのです。

 

 

休んでいる間も進んでいる

心の病気になった人が休んでいる間は何をするかというと、まずはほぼ休息です。寝ること、食べること、そしてとにかく心を休めること。毎日の生活をきちんと送り、それまでとれなかった睡眠と栄養を十分にとることが大事なんです。

その間にいろいろと思いを巡らせるでしょう。この後自分はどうなるのか。仕事に戻れるのか。良くなるのか。先の見えない未来に不安を感じながら毎日を過ごします。その中で、自分の症状と向き合って、病気になるまでの自分を受け入れて、もがきながら抜け出す道を探すのです。焦らないように自分にブレーキをかけながら。

この試行錯誤の日々が、気付かぬうちに自分を前進させていると私は思います。だって、心の病気になった人は、それまで自分と真正面から向き合うことは少なかったと思うから。

 

私自身もずっと自分の本音に見て見ぬふりをして、逃げ続けた結果うつ病になりました。長い長い時を経て、自分と向き合えるようになったときにようやく、うつ病という魔物はふっと私の世界から消えて行きました。

そうやっていろいろなことを考えながら過ごす日々の中で、人は見えない歩みを進めているのではないかと思います。

 

 

過去の自分に、そして今苦しむ人に伝えたいこと

あの時、仕事を休むことを躊躇していた自分に言いたいこと。それは、「休むことは、逃げることじゃないんだよ」ということです。思い切って休んでパワーを充電した方が、きっといい方向に向かうはずだから。

 

そして、今苦しんでいる人に伝えたいこと。「休まなきゃいけないぐらい頑張った自分を受け入れてあげてほしい」ということ。頑張って頑張って、悲鳴を上げた心。その心の声にきちんと耳を傾けてほしいです。その声を聞くことが、今の苦しみから抜け出すための最初の一歩になるはずだから。

 

 

 

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休むことは、決して逃げではありません。悪いことでもありません。むしろ、勇気のある決断だと言ってもいいでしょう。

もしも今、あなたが苦しんでいるのなら。思い切って立ち止まってみませんか?その決断が、きっとあなた自信を救ってくれると思います。

 

 

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